いっつも塩対応な幼なじみだけど、俺に片想いしてるのがバレバレでかわいい(愛称:バレかわ)は、2021年2月にHJ文庫より刊行されました。
『毒舌少女はあまのじゃく』という、同じHJ文庫より刊行された作品が好きな方は、絶対に好きな作品になります。
表では塩対応をしていますが、心の中ではデレデレしているヒロインのギャップが非常に可愛く、もう付き合ってしまえばいいのにと思えるような作品です。
ちょっとファンタジー要素もあり、笑える要素や展開も含まれているため、最後まで飽きがこずに楽しめる作品になっています。
今回は、『いっつも塩対応な幼なじみだけど、俺に片想いしてるのがバレバレでかわいい』の感想・ネタバレについて紹介していきます。
ネタバレ要素含む内容になるので、苦手な方はページから離れましょう。
心の声と副作用!?バレかわあらすじ紹介!
【絶賛発売中!】“バレバレ片想いラブコメ”、『いっつも塩対応な幼なじみだけど俺に片想いしているのがバレバレでかわいい。1』は現在好評発売中!
主人公・幸太たちの担任、雨宮先生(中央)。いつも冷徹な感じの女性ですが、実は重大な秘密を持っていて……!? #バレかわ pic.twitter.com/EUERfzRuop— HJ文庫 (@HJbunko) February 7, 2021
バレかわは、ある日『心の声』が聞こえるようになった主人公が、いつも塩対応してくる幼なじみの本当の気持ちを知ることで物語が動き出します。
しかし、『心の声』が聞こえる代わりに、副作用もあったのです。
ここでは、『バレかわ』のあらすじを紹介してきます。
特にモテる訳でもなかった主人公ですが、同じクラスに昔離れ離れになった幼なじみの女の子が転入してきます。
しかし、挨拶をしようにも冷たく接しられてしまい、昔の出来事を謝ることができない主人公。
その帰り道、雨が降ってる赤信号待ちの交差点で、猫がトラックに轢かれそうになったのを助けました。
その猫を助けたことにより、猫姫と呼ばれる神社の主からお礼で『心の声が聞こえる飴玉』を貰うことにより、物語が大きく動きます。
翌日から異性の心の声が聞こえるようになった主人公は、いつも塩対応してくる幼なじみの本当の気持ちを知ることになるのです。
「今日こそ絶対、こうちゃんに告白するんだからぁ!」
もう可愛すぎです。
しかし心の声が聞こえるようになった主人公ですが、副作用があったのです。
それが、
- 使用者は愛の告白をされたら死ぬ。
- この能力は、現在通ってる学校を卒業するまで消えない。中退および転校したら死ぬ。
- この能力を無関係の人間に知られたら死ぬ。
- 使用者に対する異性の高感度を急激に低下させて、負の感情を肥大化させると、比例して心の声が増大し、使用者に頭痛を生じさせる。悪化すれば死ぬ。
- 愛の告白をされる際、約10秒前からカウントダウンが行われる。
というものでした。
ある意味素直な幼なじみ!?バレかわキャラクター紹介!!
主人公に塩対応をする幼なじみですが、実は主人公のことが大好きでした。
そしてクラスメイトの中の良い友人が実は・・・。
ここでは、『バレかわ』のキャラクター紹介をしていきます。
仁武幸太
本作の主人公。
過去に幼なじみの綾乃を傷つけてしまったと勘違いしたまま別れ、再開したときに謝ろうとするも一蹴されてしまいます。
神様のお礼により、『異性の心の声が聞こえる』能力を与えられるました。
そして、いつも塩対応されていた幼なじみ『綾乃』の片想いに気づくも、副作用の効果によって死のリスクを抱えながら学園生活を送ることになります。
幸太は無事、副作用の効果を発動することなく、学校を卒業することができるのでしょうか。
夢見ヶ崎綾乃
本作のヒロイン。
主人公のことが大好きですが、態度に表すことができない不器用な女の子。
表では主人公に塩対応しますが、心の中では話ができたことや、リアクションをもらえただけで一喜一憂するくらい舞い上がってる描写が多々見れます。
そこがとにかく可愛いです。
そして、心の声ではテンションがかなり高く、幸太が驚くレベルでした。
ところどころ、みずきに嫉妬するところも最高です。
西園寺みずき
主人公の友人。
男の子だと思っていて接していましたが、主人公の『異性の心の声が聞こえる』という能力により、女であることがバレてしまいます。
幸太はなんとか気づいてないように振舞うため、みずきは気付かないまま「幸太にバレたらどうしよう」と、葛藤し続けているところが面白かったです。
天津猫姫神
主人公に『異性の心の声が聞こえる』能力を与えた神様。
本人は偉いつもりですが、割とポンコツなところがあります。
バレバレな片想い!?バレかわ感想紹介!!
『いっつも塩対応な幼なじみだけど、俺に片想いしているのがバレバレでかわいい。1』
主人公が大大大好きなヒロインの心の声が丸聞こえな、バレバレ片想いラブコメ!
発売から一週間でいろんな感想をいただき、ありがとうございます!
これからもがんばります!https://t.co/AG5CafJBzD#バレかわ pic.twitter.com/oflqqnEFHP
— 六升六郎太@『バレかわ1巻』2月1日発売 (@hirunegawa_h) February 8, 2021
主人公が大好きなヒロイン綾乃。
そっけない態度を取っていますが、心の声ではデレデレでギャップがあり最高に可愛かったです。
そんな綾乃ですが、母親とわだかまりがあったりします。
ただ可愛いだけでなく、要所で感動できる話もある内容でした。
ここでは、『バレかわ』の感想を紹介していきます。
神様から与えられた『心の声が聞こえる』という能力を得た主人公と、塩対応を取りながらも、内心では好感度MAXなヒロイン綾乃とのやり取りが最高でした。
バレかわは、とにかく綾乃の態度、そして心の声とのギャップに悶える作品です。
主人公にバレてないと思い、心の中では主人公と会話できただけでハイテンションになり喜ぶ綾乃。
こんな女の子、可愛くないはずがありません。
実は親が作家をしている綾乃は、母にわだかまりがありました。
物語の後半では、そこを解決するため主人公が動きます。
この時、精神状態が不安定になってる綾乃のポンコツぶりが可愛いの一言。
スカートが前後逆、ボタンも掛け違い、上着が表と裏が逆になっているというところに主人公と出会い涙目になってる挿絵が最高でした。
無事に母とのわだかまりも解消しますが、この時の綾乃の言葉には涙腺が緩みました。
体調を崩し家に主人公を呼んで甘えるシーンで、副作用が発動したときはどうなるかと思いましたが、なんとか乗り切り一安心します。
今後もこのような展開があると思うとドキドキです。
この巻のオチも、綾乃がどれがけ幸太のことが好きだったのかということが伝わってきて、最高でした。
物語の全体を通して、主要なキャラが最初から最後まで定期的に見せ場があったのも良かったですが、みずきの胸に手を当てるシーンは流石にバレてないと思うのは無理があった気がします。
糖分多めかつ、恋愛以外でもドキドキするようなシーンがあり面白い作品でした。
まとめ
今回はバレかわの感想、ネタバレを紹介しました。
綾乃の態度と、内心とのギャップに可愛さを感じる、糖分多めの作品です。
バレかわですが今後の展開として、
- 主人公は異性の心の声が聞こえる
- 副作用があり、破ると死ぬ
- 綾乃の好感度がMAX
というところポイントになるでしょう。
綾乃の高い好感度を、どのように避けて学園生活を送るのか楽しみです。
同じHJ文庫さんから発売されている『毒舌少女はあまのじゃく』を彷彿させる作品だと思うので、まだ読めてない方は購読してみてください。
間違いなくハマると思います。
素直になれないけど、実は好感度が高い女の子が好きと言う方はぜひ読んでみて下さい。
読んだ感想お待ちしています。
コメント