元カノとのじれったい偽装結婚(愛称:じれ婚)は、2021年2月にMF文庫より刊行された作品です。
じれ婚は、じれったい元カップルが織りなす、偽りながらも甘い新婚ラブコメになります。
一時期恋人同士だった2人が、家の事情により政略結婚することにより始まる、未練タラタラな偽装結婚が楽しめる作品でした。
形だけのドライな生活を送ろうとするも、未練がましくお互いが意識をしまくるところが微笑ましかったです。
今回は『元カノとのじれったい偽装結婚』の感想、ネタバレを紹介していきます。
ネタバレが苦手な方は、ページから離れましょう。
じれったい二人が織りなす偽甘新婚ラブコメ!『じれ婚』あらすじ紹介!
じれ婚は、元カップルだった2人が家庭の事情で偽装結婚することになります。
形だけの夫婦と割きり、ドライな生活を送ろうとしますが、実は2人とも未練がタラタラだったのです。
ここでは『元カノとのじれったい偽装結婚』のあらすじを紹介していきます。
幼いころ結婚しようと約束した『晴』と『理桜』は、高校生の時にお付き合いをするも上手くいかず別れる事になります。
そんな2人ですが、理桜の家が経営難に陥ってることを聞きつけた晴は『偽装結婚』を提案し、結婚することになりました。
1つ屋根の下でドライな同居生活を送ろうとする2人でしたが、実はお互いに未練がタラタラの状態でした。
偽りだったはずの新婚生活で、昔の恋が再燃していきます。
理桜は晴のことが好きすぎて、メイドの『林田』に頼み花嫁修業をしたり、家を助けてくれたお礼を言うためにバックハグをしたりと、甘々な日々を送るのです。
そんなある日、面会できるくらい元気になった理桜の祖母『文恵』に、婚姻届の証人欄を書いてもらうため病院に行きます。
2人の結婚を喜ぶ文恵を見て罪悪感を抱いた晴は、偽装結婚の話をします。
文恵は残念に思いながらも理桜が幸せそうだから良いと言いますが、最後のお願いとして結婚ごっこをし、晴はふたたび理桜に愛を近うのです。
別れる事になった原因の誤解も解けて、2人の物語は今後どうなっていくのでしょうか。
『じれ婚』キャラクター紹介!!
元カップルの2人が織りなすラブコメですが、理桜のメイドや晴の兄嫁など、面白く2人に負けない魅力的を持つキャラが登場します。
ここでは『元カノとのじれったい偽装結婚』のキャラクターを紹介していきます。
石動晴(いするぎはれ)
大企業、石動グループの直系であり三男な大学2年生。
玉木の家を救うために、幼なじみである理桜と政略結婚することになります。
高校時代に理桜と付き合うも別れますが、未練はタラタラのようです。
玉木理桜(たまきさくら)
晴の幼なじみで、高校時代の元カノである大学3年生(留年1回)。
実家の老舗和菓子メーカー『たまき屋』が経営不振に陥り、晴に相談することで政略結婚することになりました。
高校時代に自ら別れを言い出したものの、晴のことが変わらず好きで、ネイドの林田に花嫁修業してもらったりと、未練タラタラです。
素直になれない性格で、晴が実家の店を助けてもらったことに恩義を感じながらも、お礼をなかなか伝えれずにいたりします。
夫婦間を出す練習と言いつつ、晴と密着すると赤面したり、恥ずかしがるところが非常に可愛かったです。
林田冴子(はやしださえこ)
玉木家に仕える使用人の1人で、昔から理桜の面倒をみている。
そのため、理桜が晴と別れたあとも未練があることを知っており、花嫁修業を手伝ったりしていました。
結婚することになるからと辞表を出したものの、なぜか少ししたら出戻りをします。
29歳の独身という1番女性が美しい年頃。
お付き合いしたいし、お金払ってでもいいので世話してもらいたいです。
石動秋乃(いするぎあきの)
本作のヒロイン(主観)で、晴の兄嫁。
石動家の幹部で、夫は2年前に家を飛び出したため、肩身の狭い思いをすることになります。
強く振舞っているものの、兄との結婚式の写真を見て涙したりと、未練が残っていたりしました。
その寂しさを晴で補おうとしていますが、ターゲットを僕に変えるべきですね。
2人の偽装結婚に疑いを持っています。
元カップルによる未練タラタラなラブコメ!『じれ婚』感想紹介!!
元カップルによる偽装結婚からの共同生活。
素直になれない、未練タラタラな2人によるラブコメが微笑ましく最高に可愛かったです。
特に最後、祖母との結婚ごっこは胸が温かくなりました。
ここでは『元カノとのじれったい偽装結婚』の感想を紹介していきます。
望公太さん天才シリーズと言いたい作品でした。
元カップル2人による未練タラタラなラブコメで、お互いが憎まれ口を叩きながらも、内心では好意で溢れてるのを見て、ニヤニヤが止まらなかったです。
特に晴に煽られて下着姿で現れたり、実家を救ってもらうお礼を言うためにバックハグをしますが、最後は赤面して恥ずかしがるところとか最高に可愛かったです。
僕的には、メイドの林田さんと兄嫁秋乃さんがお気に入りになります。
林田さんが理桜にアドバイスやからかったりするシーン。
秋乃の婚約者が1人海外へ行き、気持ちを切り替えるため晴に言い寄るも、婚約者に未練がタラタラで泣いているシーンなどは良く、本当にサブキャラなのか?と思うほど魅力的でした。
やっぱ望公太さんが書く年上キャラは最高ですね。
いつか未亡人で作品を書いてもらえたら嬉しいなと思います。
そして最後のシーンで祖母との結婚ごっこです。
幼いころに遊んだ結婚ごっこを、偽装結婚してることを祖母に告げたあとやることになります。
この時、晴が愛を誓いますと祖母に言ったこと、そして理桜が隠れて聞いていたシーンが胸が暖かくなり、涙が出ました。
高校時代に晴と理桜が別れた原因も解決し、籍を入れましたが、今後どうなっていくのか非常に楽しみな作品です。
『じれ婚』まとめ
今回は『元カノとのじれったい偽装結婚』の感想、ネタバレを紹介してきました。
望公太さんのラブコメがやっぱ好きだなと再確認できた作品と感じます。
公太さんの描く年上キャラが可愛くて、やっぱ最高なんですよね。
じれ婚の2巻も発売が決まり、早く続きが読みたいと思える作品になっています。
素直になれない2人による未練タラタラなラブコメ作品。
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