保健室のセンセーとシャボン玉中毒の助手(愛称ホケジョ)は、2020年11月にCitrusから発売されたゲームになります。
ホケジョはCitrusの2作目になり、前回と同じく1本道のシナリオとなっています。
そして、タイトルからは想像できませんが『死生観』をテーマにした、愛が溢れた作品です。
今回はホケジョの感想、ネタバレをしてきます。
ネタバレが苦手な方、18歳未満の方はページから離れましょう。
タンポポの花言葉は!?ホケジョあらすじ紹介!
ホケジョはロリヒロイン1人の一本道になります。
前半は彩香町での物語、後半は主人公蒼空とメインヒロインであるシロバナとの物語構成です。
ここでは、ホケジョのあらすじを紹介していきます。
現世の存在ではない魂人を、送り還す送り人の話です。
ですが、長く現世に留まっていると、姿が見えるようになります。
*送り人:魂人を送り還すことを生業としている人。
送り人の主人公は、魂人になった姉を探すために、各地を旅していました。
送り人と言っても強制的に成仏させるのではなく、魂人本人の納得を重要視しています。
そのため、魂人でロリ系ヒロインであるシロバナを、助手として引き連れているのです。
そして、物語の舞台になる土地に、学園の保健教師として派遣されます。
その土地には、魂人が普通の人間として溶け込んでる土地柄でした。
主人公たちは魂人たちと交流をしながら、姉を見つけ助手のシロバナを成仏させる物語になります。
タンポポの花言葉が、真心の愛。
そして別離です。
この言葉が、物語の後半から重くのしかかってきます。
愛らしさと独特なキャラ!ホケジョのキャラクター紹介!
送り人の主人公と、魂人のメインヒロインによる物語。
その2人を取り巻く魅力ありつつ、独特なキャラクターたちが集まっています。
ここでは、ホケジョのキャラクターを紹介していきます。
風見蒼空
本作の主人公で、彩香女子学園にて保健室の先生。
霊感が強く魂人の気配を読むことができ、その気配を頼りにこれまでは送り人として、魂人を送る旅に出ていました。
しかし、実は極度の方向音痴でよく迷子になります。
シロバナ
風見蒼空の相棒で、保健室では養護教諭の助手として働いています。
天邪鬼で、気まぐれや、ヤキモチ焼き。
口も悪いですが、根は優しい魂人です。
蒼空に恋心を擁いており、表には出さないように必死になっています。
照れ隠しや、都合が悪くなるとシャボン玉を吹いて誤魔化すことが多いです。
此花ゆか
彩香女子学園の1年生で、笑顔を絶やさない温かな性格の持ち主。
町外れのタンポポ畑によく現れますが、実は秘密があったのです。
そして主人公の蒼空とも、深い関係がある重要な女の子でした。
月森鈴
彩香女子学園の3年生で学園町の娘。
登場キャラクター1の巨乳。
シーン回想が欲しかったヒロインの1人。
小悪魔な性格でかわいいものが大好き。
そのためシロに度々絡みにいくも嫌がられています。
淡雪咲羽
彩香女子学園の2年で主人公の下宿する民宿の仲居でもあります。
瑞海の双子の姉で、クールな性格ですが面倒見が物凄くよく、中盤以降では主人公のお母さんのような存在になってました。
もっとも個別√が欲しかったヒロインでもあり、水海との3Pを望んでた人もいたのではないでしょうか。
淡雪瑞海
彩香女子学園の2年で咲羽の姉。
咲羽とは逆で健気で一途な癒しを担当している女の子です。
生まれつき病弱で常に儚げな雰囲気をまとっていますが、瑞海をメインとした話の最後では涙無く読むことができませんでした。
上述と同じ感想ですが、咲羽との3Pがry。
響七菜
彩香女子学園の1年でゆかのクラスメイト。
明るく元気な賑やかし担当をしている子ですが、終盤ではいつも腰にしているお払い棒を使用する場面では、涙腺が緩むことになりました。
実は寂しがりで甘えたがりです。
オトヒメ
彩香女子学園の校医で、蒼空と同じ温泉宿に泊まっています。
ゴスロリルックで大人ぶった口調で話し、どこか達観している雰囲気があるため、相手を皮肉っているように映ることが多い。
しかし、知識は豊富で言葉も的を射ているため、周囲からは頼りにされています。
真心の愛と別離!?ホケジョの感想!!
主人公の蒼空は送り人と呼ばれる霊媒師です。
この物語で霊媒師は社会的に秘匿されていて、大きな後ろ盾の組織が霊媒師の生活を保障しています。
主人公の目的は魂人になった姉を探すことです。
その魂人が、人間社会に溶け込んでいる土地で様々な物語が繰り広げられます。
ここでは、ホケジョの感想を紹介していきます。
彩香町で起きる色々な出来事の物語!
蒼空が保健室の先生になったところから、様々な人物が現れますが、みんな何かしらの過去を背負っています。
そんな彼らを蒼空やシロバナ、そして魂人が助けようとする温かさが非常に良かったです。
瑞海の病気が魂人の存在が原因だと知り、自ら成仏していくシーンがありましたが、涙腺が緩みました。
ホケジョではこういうシーンが多くあり、主人公の姉、ゆかの話でもそうでした。
七菜を前に進ませたり、主人公のために花を咲かせるシーンは非常に良かったし、ここに至るまでの話は素晴らしかったです。
ただ、登場人物の過去が短く一瞬で終わってしまったのが、少し残念なところでしたが、非常に面白く泣ける内容でした。
蒼空とシロバナの過去!そして別れ!
後半は蒼空とシロバナの過去回想と別れがメインの話でした。
過去の回想は結構しっかり書かれていましたが、彩香町を出てから成仏するまでが、あまりにも早かったです。
そのため、余韻に浸ることがあまりできなかったのが、惜しいところでした。
これはフルプライスだったら、もっと化けてた作品だったかもしれません。
ですが、最後のシャボン玉の歌の演出は最高で泣いてました。
最後はちょっと駆け足気味だったのか、シロバナとの別れをもう少し伸ばして欲しかったところはありました。
しかし、そこがあっても話は非常に面白く、特に瑞海の病気を治す話は素晴らしいの一言。
あとはサブヒロインが魅力すぎたので、そこを攻略したかったという気持ちでした。
まとめ
今回は、ホケジョの感想・ネタバレをしてきました。
タイトルとパッケージからこのような『死生観』をテーマにした作品だとは思ってなく、良い意味で期待を裏切られました。
泣くとは思ってなかったです。
話の出来はかなり良く、ミドルプライスの作品でしたら、かなり推せる内容です。
そこまで長くないので、次のゲームは何をやろうか迷ってる方いましたら、ぜひプレイしてみてください。
感想をTwitter、コメントにてお待ちしてます。
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