RE:D Cherish!(愛称:レリッシュ)は、2022年2月にCRYSTALiAより発売されたゲームです。
レリッシュは今までのCRYSTAliA作品とは違う『銃』と『レストラン経営』をメインとした物語になります。
バトルシーンはもちろん顕在で、レストラン経営をしていく中でヒロイン同士が仲良くなっていく過程を丁寧に描かれていたのが、印象的な作品でした。
レリッシュは戦う女の子、お店もの、キャラゲー、仲良くなっていく過程が丁寧な作品が好きな方にオススメです。
今回は『RE:D Cherish』の感想、ネタバレを紹介していきます。
ネタバレが苦手な方、18歳未満の方はページから離れましょう。
仲間たちとのお店経営!『レリッシュ』あらすじ紹介!
銃によるバトルと、レストランを経営する物語。
アドリシナ海上に浮かぶリゾートアイランド『エリューテリア』。
万人にとっての自由を公言している地上の楽園に、仕事、故郷、信念などの全てを奪われた主人公『久阪雪光』が降り立ちます。
そこで主人公は白髪の少女『ユニカ』と出会うのです。
父を失い大切にしていた思い出の場所『ダイナーレストラン』が、他人に奪われてしまったユニカ。
それでもユニカは『ダイナーを再興したい』と1人、夢を抱いていました。
そんなユニカに主人公は手を貸すことになります。
お店を再興させるために『ダニエル』と『メラニカ』と対決し勝利。
再興をする上で出会った『ルージュ』『デスペラード』と共にお店を始めることになりました。
主人公は、3人のヒロインたちと共に働いていくことで、仲を深めていくことになるのです。
『レリッシュ』キャラクター&√紹介!
ユニカ
人見知りなダイナーの店主。
ダイナーレストランを営む父の元で育ち、自身も店を持ちたいと思っているヒロイン。
サイボーグ専用料理を作ることに関しては、天才的な才能を持っています。
人と関わるのが苦手で、必要以上にコミュニケーションは取りたがりません。
ユニカ√ではヴァンパイアの設定と、自身の野望のためにユニカを利用しようとするジルベルトとの戦いがメインとなっていました。
主人公の道を大きく変えたヒロインであるユニカ。
ユニカの√では、共通では敵として戦ったダニエルがカッコよく、輝いていました。
序盤は主人公を好きになりつつも、ダイナーの仲間でもあることから、仕事に支障をきたすのを恐れていたユニカ。
そんなユニカが、主人公のことを意識したり、妄想をしたりするシーンは、あまりの可愛さにニヤニヤが止まらないもの。
かなりムッツリなところが出ており、そこがまた彼女の魅力の一つであると感じました。
恋人になると、主人公を独占したいという気持ちが強く出ており、ダイナーの仲間であるルージュやデスを威嚇するシーンも。
ダイナーを再興することができ、夢を叶えることができたユニカでしたが『主人公とダイナーを続けていきたい』という夢を持つことになります。
中盤から後半にかけては、ミラルカを復活させたジルベルトとのバトルが描かれていました。
アリスという少女を復活させるために、ユニカを制御しようとするジルベルト。
そんなユニカを助けようと、ダイナーの仲間たちが立ち上がります。
ここで共通で敵対していたダニエルや、シーフード三兄弟たちが共闘してくれる展開にはワクワクが止まりませんでした。
バトルは他の√よりもバチバチした内容となっていて、非常に面白かったです。
ユニカの√は、彼女の萌え萌えな様子と、ダニエルの格好良さ。
そして序盤に出てきた『予約席』の回収が最後に行われていたのが、かなり印象的でした。
バトルも楽しめましたが、何より仲間と手を取り合い敵と対峙する瞬間の熱さ。
そしてユニカの可愛いが詰まった物語を楽しめる内容となっていて、満足度の高い内容となっていました。
ルージュ
野心家なお嬢様ウェイトレス。
高級洋食レストラン『プリマヴェール』でウェイトレスをしていたヒロイン。
プリマヴェールを経営している母を持つお嬢様で、社交界では結構な有名人。
普段は優雅に振る舞っていますが、感情が表に出てしまうこともしばしば。
母とは関係性が悪く、いつかプリマヴェールを自分のものにしたいという野心を抱いていました。
この作品全体を見て、メインヒロインたちの表情がかなり豊かです。
その中でもルージュは、他の2人よりも更に豊かだったと感じます。
ルージュの√は、子供ができないことへの劣等感と、母親について描かれていた物語となっていました。
共通などのイメージで押せ押せのタイプかと思っていたルージュですが、実際は結構控えめなタイプ。
そのため主人公に迫られると、頬を染めてテンパったりするシーンがかなり多いです。
そこがとても可愛く、ルージュが主人公に押されているのを見る度ニヤけ顔が止まりません。
主人公と恋人になる瞬間のキスシーン。
胸元で手を組んでキスするルージュの仕草は、とても可愛く、ここ最近での告白シーンでもかなり好きなものでした。
中盤以降では、ルージュがなぜサイボーグになったのか。
そして母親との間に生まれた溝が埋まる内容となっていました。
サイボーグ化してしまったことにより、母親の期待に応えることがきなくなったと思い込んでしまうルージュ。
母もそんなルージュの扱いに悩んでいたことから、大きな溝ができてしまったのです。
そんなルージュがサイボーグ化してしまった原因を生み出した『キャロライン』とのバトルが終盤にあります。
熱いバトルはあまり無かったですが、ルージュを助けるために、ダイナーのみんなが一丸となったこと。
そしてルージュを奪還した後、母親が彼女の元に駆けつけたこと。
母親の本当の気持ちを知ったルージュが『本当に幸せ者』であることを知ったシーンは、胸温まり涙腺が緩みました。
最後の子供ができないと言っていたルージュが、人工的な技術により、主人公との子供を出産したこと。
そして仲が戻った母親が、そんな2人の子供にデレデレなところを見て、幸せな気持ちになりました。
ルージュの可愛いが詰まっているという点では満点を上げたい√。
欲を言うなら、ルージュの√はバトル要素より、もっと母親との掛け合いなどを描いてくれていた方が、最後の終わり方的にもっと感動的な物語になって良かったのではないかと感じます。
デスペラード
スラム出身の野生児ガンマン。
ストリートチルドレンをやっていましたが、マフィアの男に拾われて、組織の一員になったヒロイン。
現在は組織をやめ、荒事に首を突っ込んではお金を我が物とする傭兵くずれに。
脳筋で頭に血がのぼりやすく、人から指図されるのは嫌いですが、根は素直で良い子。
銃の扱いに関しては天賦の才を持っています。
デス√は、彼女にとって家族のように慕っていた存在『ヴォルカ』の敵討ちがメインの内容となっていました。
主人公のことを、死んでしまったヴォルカと重ねてしまうデス。
主人公のことばかり考えたり、褒められたり、すごいと思われることが嬉しいと感じるようになります。
恋人になってからもそこは変わらず、何かと頼まれごとをされたがる彼女が、愛おしく感じてしまいました。
デス√は序盤から物語の大筋であるヴォルカが登場します。
そんなヴォルカを殺したカーティスとのやり取りと、バトルが中盤以降の内容となっていました。
カーティスとのバトル中でも、デスの優しさを見ることができたのは、評価ポイント。
カーティスを撃破後、ファミリーに誘われるも、デスのファミリーはダイナーのみんなと断る彼女。
最後まで家族の絆を感じることができた√となっていました。
『レリッシュ』感想紹介!
今までのCRYSTAliA作品よりバトル要素が減った分、キャラ萌え度はかなり高かったと感じた作品。
今までの作品とは大きく異なるコンセプトに戸惑いはありつつも、戦う女の子は今作も顕在。
レストラン経営というのも、今までに無かった内容。
しかしレストラン経営することで、仲間との絆が深まっていく過程を見ることができ、同じ目的に向かっていく主人公たちを楽しむことができたのは良かったです。
ユニカ√ではなかなか熱いバトルが繰り広げられていましたが、ルージュとデスでは少し物足りなさを感じてしまいます。
ですが、各ヒロインの魅力はかなり伝わる物語となっており、個別√を進めていくと彼女たちをどんどん好きになっていきます。
よくある『個別√に入ったら他ヒロインとの関わりや絡みが少なくなる』ということも無かったのは、個人的にかなりの評価ポイント。
むしろ個別に入ってからの方が、ダイナーの仲間がより仲が深まり、一緒に戦うというシーンが多く見れます。
ユニカ√では、共通では敵だったダニエルも一緒に戦うといった、熱いシーンもあり彼の評価が爆上がり。
キャラの可愛さと、仲間との絆を強く感じることができた作品。
ヒロインたちの表情も全体的に多く、頬を染める彼女たちはとても可愛く、満面のヲタクスマイルを浮かべてしまうほど。
バトルとシナリオに物足りなさは若干ありますが、キャラゲーとしての出来は、かなり満足度の高いものでした。
次回作も期待したいところ。
『レリッシュ』まとめ!
今回は『RE:D Cherish』の感想、ネタバレを紹介してきました。
一緒にダイナーで働く仲間たちと、仲良くなる過程が丁寧に描かれていた作品。
前作シリーズのような熱いバトル目当てだと、少し物足りなさを感じるかもしれません。
しかしキャラの可愛さと、個別でも他ヒロインの絡みがしっかりと描かれているため、非常に満足度の高い作品となっています。
レリッシュは戦う女の子、お店もの、キャラゲー、仲良くなる過程を丁寧に描かれた作品が好きな方は、プレイしましょう。
プレイした感想を、コメントやTwitterにて待っています。
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