創作彼女の恋愛公式(愛称:創作彼女)は、2021年11月にAino +Linksより発売されたゲームです。
創作彼女はAino +Linksの1作品目ですが、あかべぇ系列のメーカーとなります。
共通から世界観に入り込めるほど面白く、各ヒロインたちにスポットの当たった物語は、先の展開が気になりクリックするスピードがかなり上がりました。
創作彼女はテキストと雰囲気が良い、2021年の良作、えろげを始めたばかりの初心者にオススメしたい作品です。
今回は『創作彼女の恋愛公式』の感想、ネタバレを紹介していきます。
ネタバレが苦手な方、18歳未満の方はページから離れましょう。
クリエイターたちが紡ぐ物語!『創作彼女』あらすじ紹介!
創作彼女はAino +Linksの1作品目ですが、あかべぇ系列のメーカーとなります。
共通から世界観に入り込めるほど面白く、各ヒロインたちにスポットの当たった物語は、先の展開が気になりクリックするスピードがかなり上がりました。
ここでは『創作彼女の恋愛公式』のあらすじを紹介していきます。
創作活動を通じて、主人公やヒロインの葛藤が描かれた物語。
従妹の家に移り込むことになった主人公『鏡寿季』は、上京するにあたり『失ってしまったクリエイターとしての力を取り戻す』ということを胸に秘めていました。
順調にクリエイターとして成長していた主人公でしたが、半年前に出会ったとある作品に触れることにより、スランプになってしまったのです。
同年代のクリエイターたちと同じ時間を過ごせば、刺激になりスランプを脱出できるかもしれないと考えます。
そして都内にある様々なクリエイターが集まる『私立才華学園』へと入学をするのです。
才華学園に入学をした主人公は、幼馴染の『綾瀬逢桜』と再会を果たします。
幼い頃から創作に関して良きライバルだった逢桜との再会を果たした主人公。
そんな主人公は才華学園で出会うヒロインや友人たちと共に、スランプを脱出するため葛藤し、クリエイターとして成長をしていくことになるのです。
『創作彼女』キャラクター&√紹介!
創作彼女は、スランプになってしまった主人公がクリエイターであるヒロインたちと関係を深めていく物語となっています。
魅力的なヒロインたちとクリエイターとして共に活動していき、彼女たちの悩みに触れていくことになるのです。
ここでは『創作彼女の恋愛公式』のキャラクターと、簡単に√を紹介していきます。
月見坂桐葉
常に微笑みを携えている清純派人気声優の(腹黒)同級生。
声優科に所属する1年で、若手人気声優として活躍しています。
性格は明るく笑顔が素敵なヒロインで、人当たりが良く誰からも好意を寄せられる人気者。
という表向きな顔をしていますが、かなり腹黒いヒロインで、主人公に本音を呟いてる瞬間を目撃されることに。
そんな主人公には本音で話せることから、関係が深まっていくのです。
桐葉メインの物語は『2話』『6話』『個別』となっています。
創作彼女において、主人公と一番最初に恋人となったヒロイン。
演技のために主人公と付き合い始めるも、段々と惹かれていきます。
しかし2話の最後で形だけの恋人脱却をするため、告白した主人公を振ってしまうのです。
しかし振ってからも、話が進み主人公の周りに他ヒロインが近づくとイライラしたり嫉妬するなど、素直になれない一面が多く見られます。
そんななか6話では、桐葉が声優としてやっていくために実家へ嘘をついていた跡継ぎの問題。
両親とぶつかり合いながらも、主人公や仲間の助けもあり活動を続けれるようになります。
個別に入ると、恋人となった2人に大きな障害が訪れました。
それは恋人がいることを公表した桐葉に、ファンが包丁で刺しにくるというもの。
そして桐葉を守るために身体を張った主人公が刺されたショックにより、失声症になってしまのです。
声優にとっての生命線である声を失いつつも、主人公たちに支えられリハビリをしていきます。
そんな桐葉を助け、そして声を取り戻した主人公の行動はとても良く、最後は涙腺が緩んでしまうほど。
プレイ当初と一番変化があったヒロインで、話はちょっと重くはなったものの、他のヒロインに嫉妬したり、ギャップを強く感じることができた非常に可愛いヒロインでした。
凪間ゆめみ
妹キャラと金髪を何よりも愛する引きこもりイラストレーターの偽妹。
主人公の一つ年下の従姉妹で、注目株のイラストレーターとして活躍中のヒロイン。
不登校中であり、自宅の部屋に引きこもり生活をしています。
コミュ力は皆無で人見知りな上、モチベーションが無いと手が進まず、仕事の締め切りも遅れてしまったりとダメ人間気質。
ゆめみメインの物語は『3話』『5話』『個別』となっています。
3話では、ゆめみが引きこもりを脱出する物語。
過去のいじめにより人見知りや、引きこもりになってしまったゆみなですが、主人公や親友『結菜』によりトラウマを乗り越えます。
そしてゆめみは学園に通うことになるのです。
ゆみなはゲーム制作のメイン原画として物語は進んでいき、彼女自身が絵を描く意味を見つけようと前向きになっていきます。
個別に入るとゆめみは利き腕を怪我をしてしまうことに。
そして主人公と恋人になるのですが、そのタイミングで絵が描けなくなってしまうのです。
ゆめなは元々感覚派の天才だったこと。
そして嫌だった現実から逃げるために絵を描いていたこともあり、『友達』『恋人』『不登校解消』と、リアルが充実したことにより描けなくなってしまったのです。
そんなゆめみへ主人公は「クリエイターとしてのゆめみじゃなければ、魅力は半減」と伝えることで、絵を描かなければ主人公を捕まえられないということからスランプを脱出します。
くすはらボイスで妹系ヒロインによるお兄ちゃん呼びは、やはり素晴らしいもの。
この√を終えて思ったのは、結菜の√がどうしても欲しかったというもの。
雪妃エレナ
孤高のへっぽこ作家見習いで、天然不思議系な先輩。
ノベル科所属の2年生で、感情の起伏が乏しくミステリアスな性格をしたヒロイン。
趣味で官能小説を書いていますが、本当にノベル科の生徒なのか疑ってしまうほどに下手。
しかしそんな彼女の正体は、主人公がスランプに陥った原因であるライターだったのです。
エレナメインの物語は『4話』『7話』『個別』となっています。
一年というスランプのまま学園生活を送っていた主人公が、ようやく4話で脱出をしました。
天才肌でかなり独特なエレナでしたが、主人公と接していくうちに新しい感情が芽生えていくことになります。
そんな感情にエレナが戸惑いつつも受け止めようとし、成長していくことになりました。
7話ではエレナがスランプに陥ってしまう展開へ。
最初の頃と比べて、エレナの女の子らしさに悶えてしまうことに。
ここら辺からエレナの姉であるエリカの存在も強くなっていきました。
そしてエレナの主人公が好きすぎる気持ちもかなり強くなっており、表情が明るくなりとても可愛いヒロインとなっています。
それだけに主人公が鈍感系に徹していたところに、もどかしさは感じました。
主人公に告白をし振られることにより、スランプを脱出したエレナが、主人公を諦めないと伝えたところでは応援したいという気持ちが大きくなった瞬間。
個別では主人公がエレナの才能に劣等感を感じるような展開となっていました。
恋人になってからエレナとライターとしてのクオリティ差を感じる主人公が、制作しているゲームで各々が担当する√の評判対決をすることに。
その中で主人公は無理をしてシナリオを書いていたことから体調を崩し、恋人であるエレナがお見舞いに来てくれます。
そんな彼女に「才能が欲しかった」という主人公と「才能なんて要らなかった。普通の女の子でいたかった」というエレナ。
大好きな主人公と純粋な想いで一緒にゲームを作りたかったエレナ。
そして主人公は勝負することより大切な『素晴らしい作品を作る』という気持ちを取り戻し、エレナとはお互いが刺激し合うパートナーとして共にいることになります。
物語最後のエレナと並ぶ物書きになりたい主人公と、物語のタイトル『ずっと貴方の先で、待ってるわ』に脳の震えが止まらなかったです。
個人的には一番好きな話だったし、エレナが出会った最初の頃から評価が一気に上がり、一番好きなメインヒロインになった瞬間でした。
彩瀬逢桜
誰よりも真っすぐでしっかり者の彼女は、笑顔が似合う初恋相手で幼なじみ。
主人公の幼なじみで初恋相手、そして学園入学前に小説家として数々の賞を取り、恋愛小説の作家として知名度を誇る有名人。
プロの作家として確かな実力を持っていますが、ヲタクコンテンツには疎く主人公や他ヒロインの会話にクエスチョンマークを浮かべ、違う解釈をしてしまうことも。
逢桜メインの物語は『1話』『8話』『個別』となっています。
主人公と再会を果たし、逢桜が有名なシナリオライターであることが分かった1話。
2話〜7話までで、各ヒロインとの交流をしていき、主人公へ海外留学をすることを報告した8話。
8話で他ヒロインたちとの√分岐がありますが、3人を攻略後に逢桜√へ入ることができます。
そして逢桜√では、海外留学することになり別れたはずの逢桜と偶然再会をすることになりますが、そこで彼女がかなり重い病気にかかっていることを知るのです。
彼女の寿命があと1年しかなく、今までクリエイターとして無理をしてきたことから親孝行をするため物書きを降りました。
しかし本当は物語を描きたいという気持ちを知り、桐葉からアドバイスをもらい、逢桜が話を描きたくなるような物語を執筆。
この時の桐葉の例えが、実際の桐葉√での出来事であったことに、声が出てしまいました。
そして主人公の物語を読んだ逢桜は、物書きを書き始めることになるのです。
ここからは逢桜がハッピーエンドを好まなかった理由や、主人公と過ごす暖かな日々が描かれていき、彼女の命が残り少なくなっていく様子が描かれており、徐々に涙腺が緩んできます。
そして逢桜の最後では、手を動かせなくなり物語を書けなくなった彼女の代わりに、主人公が口頭で伝えられた物語を描くことに。
最後は主人公のペンネームが逢桜と作ったゲームの時から変わったこと。
そのペンネームが逢桜の名前と主人公の名前から1文字ずつ取ったものということで、エモい気持ちが溢れました。
最後の描写は、主人公の中で生き続ける彼女なのか、手術に成功した彼女だったのか。
どちらかは僕には分かりませんでしたが、最後の最後までクリエイターとして生きていこうとする逢桜の生き方が綺麗で感動するものだったことに変わりはありませんでした。
獅堂紫音
なぜ攻略できなかったのかというヒロイン。
あまりにも攻略できなかった悔しさに、サブキャラですが紹介することを決意。
結菜の√が欲しかったという声は結構ありましたが、僕的には紫音の√がオマケ程度でも無かったことに嘆きました。
クールで素直になれないヒロインという最高に好みなヒロイン。
そして公式サイトを見て知ったのですが、どのヒロインよりも胸が大きく、ほんとにえっちがしたかった。
キツい性格ながらも、情がかなり厚くサブキャラですが、主人公たちの一番近くで物語に絡み、主人公やヒロインたちの相談役としても非常に活躍していた存在。
私服が和服であることも最高のヒロインだったこともあり、紫音の可愛さを一生語っていきたいと思えるほど。
√があったら2021年№1ヒロインもありえた存在でした。
『創作彼女』感想紹介!
創作彼女はクリエイターとして生きる主人公とヒロインたちによる物語となっています。
現在プレイしている2021年の新作の中では、一番面白かったシナリオだったと言えるでしょう。
ここでは『創作彼女の恋愛公式』の感想を紹介していきます。
クリエイターとして生きていく、主人公やヒロインたちから元気をもらえた作品。
主人公が鈍感すぎましたが、好みのヒロインたち全員が好意を抱いているという設定が最高でした。
ヒロインたちは可愛いだけでなく、他の子の√では自身も主人公のことが好きにも関わらず、助けたりアドバイスをするなどといったシーンも見られ、非常に良かったです。
中でもメインでは無いですが紫音の活躍が良く、主人公から相談された時に最初は突き放すものの、最終的には手助けをしてくれる心優しい女の子である一面を見せたりしています。
創作活動をメインに置きつつ、人間関係を作っていく過程もかなり丁寧に描かれていて、読んでいて非常に楽しめました。
友人たちや先生たちとの掛け合いも良く、共通パートを楽しめた一つの要因だったと言えるでしょう。
不満点としては
- 個別√の短さ
- サブキャラクターである『紫音』『結菜』の攻略不可
というところです。
個別が1時間かからない位で終わってしまうため、恋人になってからがあっという間に終わってしまいます。
山場のあるヒロインですと、イチャイチャする時間もかなり少なく、回想シーンが立て続けにあったりと勿体無い部分がかなりありました。
共通でヒロインが主人公に好意を抱くまでが丁寧に描かれていただけに、個別に入るとすぐに恋人となり回想シーンを連打、そこからメインの話に持っていくという、キャラゲーマーにはちょっと残念だなと感じた瞬間。
サブキャラの紫音は上記と同じで、キャラゲーが好きで設定やビジュアルが好きだったこともあり上げていますが、結菜に関してはメインで√があってもおかしくは無い設定だったのでは?と感じました。
最後はネガティブな発言が多くなりましたが、各個別の終わり方や丁寧に描かれた共通パートはかなり良かったので、シナリオを重視してる方は、かなり楽しめる内容となっています。
『創作彼女』まとめ!
今回は『創作彼女の恋愛公式』の感想、ネタバレを紹介してきました。
2021年プレイした作品の中で、間違いなくトップクラスで面白かった物語。
クリエイターとして生きる主人公やヒロインたち、そして友人や先生たちによる掛け合いは暖かく、かなり楽しめた内容となっていました。
創作彼女はテキストと雰囲気が良い、2021年の良作、えろげを始めたばかり方は、ぜひプレイしてください。
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