ウザ絡みギャルの居候が俺の部屋から出ていかない(愛称ウザギャル)は、2021年2月に電撃文庫より刊行された作品です。
タイトル通りウザ絡みをしてきますが、どこか憎めないハイテンションな中学生ギャル。
超絶構ってちゃんな従妹のギャルと、ただのヲタクである高校生の日常生活シーンが面白い作品でした。
また主人公のクラスメイトの女の子が、この子だけでも1冊の物語が書けるのではないかという位、設定が細かくキャラが目立っています。
めちゃくちゃ好みの塩対応女子なので、いつかこの子メインで作品を書いてほしいです。
今回は『ウザ絡みギャルの居候が俺の部屋から出ていかない』の感想・ネタバレを紹介していきます。
ネタバレ要素含む内容になるので、苦手な方はページから離れましょう。
JCギャルによる日常ラブコメ!?ウザギャルあらすじ紹介!!
ヲタクな高校生主人公と、従妹のハイテンションなJCギャルによる日常ラブコメ。
1人の時間を大切にする主人公にとって、従妹のギャルは天敵とも言えるような存在でした。
ここでは、『ウザギャル』のあらすじを紹介していきます。
小さなアパレル会社を経営しているヒロインの母が、仕事が忙しくなったため、娘を従兄である主人公の家に預けることになりました。
主人公の春太は『付かず離れず』の距離感を保つヲタクで、ギャルの従妹である真波にウザ絡みをされる日々を送ることになるのです。
昔は勉強も出来た主人公はある事をきっかけに、勉強することを辞め、ヲタク活動に時間を使うようになり、クラスで最下位を争うほどのバカになってしまいました。
主人公のクラスメイトで、モデルをしている六条さんは誰にでも愛想よく振舞いますが、春太にだけはとある理由から塩対応を取るのです。
そんな春太ですが、学年1位を目指そうと勉強を始めます。
しかしタイミングが良いのか悪いのか、六条さんが「勉強が出来る人」と言ったタイミングだったのです。
春太が勉強する様子を見て、すれ違いと勘違いが重なり、六条さんが主人公を意識するようになってきます。
春太が従妹の真波にウザ絡みをされながらも話が進んでいくと、六条さんが春太にだけ塩対応する理由、そして真波の秘密を知ることになります。
秘密を知った春太は、どのような行動を起こすのでしょうか。
JCギャルと塩対応なクラスメイト!?ウザギャルキャラクター紹介!
タイトルや表紙では従妹のギャルが目立ちますが、彼女の話ばかりではなく、メインのキャラクターたちは、様々な場面で主人公ばりの見せ場が与えられています。
ここでは、『ウザギャル』のキャラクター紹介をしていきます。
佐倉春太
本作の主人公でヲタクな高校生。
昔は勉強もできた春太でしたが、ある事件をきっかけに不登校になり、ヲタク趣味に走ることでバカの道に。
付かず離れずを距離感を大事にするようになった春太ですが、従妹のギャル『真波』が住むことによって、平穏が終わってしまいます。
吉田真波
本作のヒロインでJCギャル。
母親の仕事が忙しくなったことにより、主人公の家に居候することになります。
春太にウザ絡みをする彼女ですが、大きな秘密があり、春太によって解決することになるのです。
六条更紗
主人公のクラスメイト。
自分の最推しキャラクター。
もう1人のヒロインと言っても良いレベルで、物語に絡んできます。
過去に主人公と交流があり、同じ学校に通うため漫画家である春太父のイベントに参加するのです。
そして主人公の受験する学校を聞き、無事に再開を果たすことになります。
春太と仲良くなりたいと思いながらも、昔のことを忘れてることに腹が立ち塩対応をすることになるのです。
最近読んでる作品で、こういう子が増えてる気がするのは気のせいでしょうか?
広岡聡
主人公の友達。
ヤンキーっぽい見た目ですが、春太から色々教えてもらうことで、気付いたら重度のヲタクに。
ギャルゲーを語る場面では、懐かしいゲームのタイトルやキャラの名前が出たりと、実際にクラスにいたら仲良くしたいと思える人物でした。
マブラ○で鎧衣推しは周りになかなか居なかったので、めちゃ話がしたいですね。
ギャルとの日常ラブコメとは!?ウザギャル感想紹介!
テンション高くて、とってもウザい💢
勉強の邪魔ばっかりでうっとうしい💢だけど従妹との同居は、毎日ちょっぴり楽しくて❓
一つ屋根の下の青春ラブコメ、開幕!『#ウザ絡みギャルの居候が俺の部屋から出ていかない。』✨明日発売✨
JCギャル真波ちゃんのルーズソックスが目印!#ウザギャル pic.twitter.com/Be8Z5L6xKa
— 電撃文庫 (@bunko_dengeki) February 9, 2021
タイトルやあらすじでは、ギャルとのラブコメと書かれていました。
実際は中盤まではウザ絡みするギャルとの日常がメインで、恋愛要素が多かったのはクラスメイトの六条さんだった気がします。
しかし、そんな真波と春太にも問題が起きます。
その問題とはいったい何なのか。
そして、誰にでも愛想のいいはずのクラスメイトが、主人公にだけ塩対応する理由とはなんなのか。
ここでは、『ウザギャル』の感想を紹介していきます。
ヲタク高校生の主人公と、ハイテンションなJCギャルとの日常ラブコメ。
ですが実際は、終盤までギャルと恋愛してるという感じが、あまり無かった気がします。
ギャルとは日常でウザ絡みをされている主人公のやり取りがメインで、そこはテンポも良く楽しく読むことができました。
どちらかというと恋愛描写があったのは、六条さんや広岡の方です。
過去に主人公と出会い、同じ学校に通うため努力して天才と呼ばれるまでになった六条さん。
春太が過去に出会った『まゆ姉』というのが、実は六条さんだったのです。
その時のことを思い出すも、六条さんだと気付かない春太に腹が立ち塩対応するのです。
後半でこのことが判明するのですが、これを知ると今までの六条さんの態度も非常に可愛く見えて最高でした。
主人公の貴重な友達である広岡も、途中で真波の良い人具合に恋をし告白したりと、春太以上にみんな青春しています。
最後の方でようやく、真波の秘密『クラスでハブられ不登校』ということを知り、行動します。
真波の知らないところで動き、問題を解決した主人公。
春太は真波を虐めてた京香に、自分が助けたことを言わないで欲しいといいます。
真波は、虐められてたクラスメイトの京香に助けてくれた人のことを聞きますが、主人公に口止めされているため教えることができません。
しかし、この時の京香の最高のアシスト「じゃあ、あんたが一番好きな人にでも、お礼を言ったら」という言葉。
この言葉によって真波は主人公にお礼を言うことができ、同時に春太も真波を1人の女の子として意識するようになりました。
中盤までのウザ絡みする日常も楽しめましたが、最後にはみんなが少しずつ前に進んだ終わり方で、次の話も期待値が高まります。
まとめ
今回は、ウザ絡みギャルの居候が俺の部屋から出ていかないの感想・ネタバレを紹介してきました。
ギャルとの恋愛は最後の方に少しだけでしたが、温かい終わり方で良かったです。
自分は六条さんが推しですが、彼女の恋愛も今後どうなっていくのか、楽しみになってきました。
テンションが高く、妹のようなギャルが好きな方は、購読してみてください。
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