ゆまほろめは、2022年6月にLump of Sugarより発売されたゲームです。
ゆまほろめは悩みやトラウマを抱えた主人公やヒロインたちが、時の停まった館で克服していく物語になります。
今までのLump作品とは違い、シナリオを重視した重めな内容となっていまいしたが、とても面白く楽しめた作品でした。
ゆまほろめは、ヒロインがとにかく可愛い、ケモ耳ヒロイン、館もの、シナリオが理解しやすい作品が好きな方にオススメです。
今回は『ゆまほろめ』の感想、ネタバレを紹介していきます。
ネタバレが苦手な方、18歳未満の方はページから離れましょう。
明日へ歩き出すための物語!『ゆまほろめ』あらすじ紹介!
悩みやトラウマを抱えた主人公とヒロインたちが、明日へ歩き出すための物語。
突然館の中で目が覚めた主人公『山本歩未』。
主人公は館で『ミーナ』というケモ耳の少女と出会い、彼女から『ここは時を停めた館』と告げられます。
時を停めた館にいる間は主人公が元いた世界の時間は進まないというもの。
そのためミーナは、主人公にこの館でゆっくりして欲しい、一緒に遊ぼうと言います。
そして幼少期にバラバラになってしまった幼馴染ヒロインたちと再会していくとになるのです。
真面目で負けず嫌いで素直じゃない『純麗』。
昔はお転婆で活発だった『鈴』。
幼い頃からテキトーな性格だった『奏子』。
そんな再会した幼馴染たちと館の出口を探したり、ミーナと遊んでいると、主人公の前に黒い謎の人物が現れるのです。
ナトリと呼ばれる言葉を話すオオカミいわく、黒い謎人物は主人公やヒロインたちが過去に体験した『恐れの記憶』が具現化した存在とのこと。
そして主人公とヒロインたちは、昔ミーナも一緒に遊んでいた幼馴染『深衣奈』であることを思い出すのでした。
『ゆまほろめ』キャラクター&√紹介!
柴田奏子
幼い頃良く遊んでいた、自称『テキトー』な性格のヒロイン。
冗談がかなり多めで、仲良くなった相手とはスキンシップをしたがります。
ヒロインたちの中でも積極的に館から出ようとしていない様子。
奏子の恐れは『価値の無い自分と向き合う』でした。
小さい頃から、母親に言われ毎日弾いていたピアノ。
そして過去に大きなピアノのコンクールで失敗をし、イップスとなり弾けなくなります。
ピアノを弾ける自分に価値があると思っていた奏子は、弾けなくなることで自身に価値が無いと思うように。
その頃からテキトーに生きるようになり、ピアノのことを忘れている間は、自分に価値が無いことを思い出さないようにしていたのです。
主人公の助けもあり、ピアノに向き合い何とか弾くことができるようになった奏子。
この時の奏子が、初めてピアノを弾いた時の気持ちを思い出し、嬉しそうにしている表情が印象的でした。
奏子が過去に向き合いピアノが弾けるようになると、外につながる出口が現れ、帰ることになります。
外に出て早くピアノが弾きたい。
主人公へ「ずっと隣で聴いてほしい」と言う奏子がとても愛おしかったです。
√自体はミーナがロックされてることもあり、他ヒロイン2人よりも重さは感じないものとなっています。
物語の内容に関係ないところだと、奏子が主人公に膝枕をするシーン。
膝枕以上を迫る主人公に対し、心の準備がほしいと初心さを見せる奏子が可愛かった。
そして初夜での着衣とヒップラインがとてもえっちで最高のものでした。
岩沼鈴
幼い頃はお転婆で活発でしたが、再会したら気弱で臆病になっていた幼馴染。
胸は大きく陥没乳首で最高のものでしたが、本人はコンプレックスに思っている模様。
奏子の次に館を出たくないと思っているヒロインですが、理由は全ヒロインの中でもかなり重く、本当にランプさんが出した作品なのかと疑うほど。
鈴の√は他2人のヒロインよりもはるかに重いもので、本当にランプさんの作品なのか?と思ってしまうほど。
ライターさんが中島さんと言うのはあるものの、ランプさんだからそこまで重くはならないと思っていましたが、予想を大きく超えてくるもの。
鈴の恐れは『生きることへの恐怖』でした。
かなり重い内容で、幼い頃はお転婆だった鈴が、なぜ気弱で臆病になったのかが描かれています。
鈴は1番最初に幼馴染の中で転校をすることになりました。
その転校先でお転婆な性格もあり虐められることになったのです。
そして目立たないよう今のような立ち振る舞いをするも、それはそれで根暗だと言われ虐められることに。
誰にも相談できずに1人自殺をしようと考えるほどだったのです。
物語の終盤では、鈴が自殺しようとしてできたリスカの痕が出てきたり、読んでいて心苦しいものでした。
どの√もそうですが、基本は主人公がヒロインの力になることでトラウマを解消し外に出る内容になります。
なので鈴も主人公の力を借りて、性への執着を見せたり、一緒に生きて楽しい思い出を作りたいと思ってもらうことで館の外へ。
最後にポケットから出てきた遺書を主人公の前で破き、スッキリした表情で、今の幸せな気持ちをこれからも主人公と感じたいと告白して終わります。
√はかなり重めな内容となっていましたが、キャラ自体は可愛くとてもえっちなヒロインでした。
特に陥没乳首だったのがかなり評価高く、えっち中は淫らな言葉を吐くも、終わった後に思い出して恥ずかしがる鈴のギャップが可愛いかったです。
川崎純麗
2022年No. 1ヒロイン候補の筆頭に躍り出た。
久々にランプさんで好みストレートのヒロインが出てきて感涙。
プレイ後に純麗しか見えなくなった。
今も昔も『真面目』『負けず嫌い』『素直じゃない』という僕の好みヒロイン像の三拍子が揃っている子。
全ヒロインの中で1番館から出たがっていて、出口を探すのに精力的。
ミーナいわく、おしりがムチムチというのも最高で、純麗のえっちシーンは僕的に非常にシコリティ高いもので満足でした。
純麗の恐れは『誰かに頼ることを怖がる気持ち』でした。
主人公と恋人になるまで、とにかく外に出たいという気持ちが人一倍強かった純麗。
そのため焦って出口を探すも、とある部屋で過去のように迷子になってしまい、主人公に助けられることで少し冷静さを取り戻します。
なんでも強がって1人で解決しようとする純麗を、主人公が支え助けることで、一度は出口まで辿り着くことに成功。
しかし心から助けることを求めていなかった純霊に、再び恐れの記憶が襲い掛かります。
自分のことでいっぱいで、休むことができない。
だけど人に頼ることを、迷惑をかけてしまうという理由から助けを求めることができません。
そんな純麗を主人公が力になり支えていきたいと言う気持ちが通じ、外へ出ることができ素直になることができたと言う終わり方。
奏子や鈴と比べて恐れの内容は軽いものの、1番克服するまでが一悶着あったヒロインでした。
恋人になる前もですが、焦ったりすると噛んでしまい可愛い言葉使いになるところが最高。
えっちシーンでも余裕がなくなってくると、舌足らずな感じになるところが可愛かったです。
鈴ほどでは無いですが、ムッチリした身体がとても良く、プレイ終わった今でもかなりお世話になってるヒロイン。
素直になれないところは恋人になってもでしたが、所々で見せるデレや、エピローグで素直になるシーンなどのギャップもあり、可愛さが詰まっていて良かったです。
久々に心の底から大好きと言えるヒロインを生み出してくれたランプさんへ『ありがとうございます』。
ミーナ
時を停めた館で出会った、明るく天真爛漫なケモ耳ヒロイン。
館の中で一緒に遊ぶことを望んでいますが、その理由もミーナ√で語られていました。
ミーナ√は主人公と2人の過去が関係しているものとなっています。
主人公がミーナを幼少の頃に2人で家出をし、途中で事故に遭い彼女が寝たきり状態になってしまうことが、今回の館へ閉じ込められたことの原因でした。
罪悪感を感じてしまい、前へ進むことができない主人公を、ミーナがナトリの力を使い自分の人生を生きていけるようにしようとしたのです。
ミーナ以外のヒロインも、寝たきりになっている彼女へ悩みを相談していました。
そのこともあり、疲れたみんなが休んで昔のように遊べる場所としてできたのが、今回の館だったのです。
寝たきりのミーナは、そのまま死ぬかもしれないため、主人公には自分の人生を歩んで欲しかったのです。
ミーナによって現実に帰された主人公は、ナトリと出会い館に再び戻りたいと告げます。
そしてミーナ含むみんなと館を出れるための力をもらいます。
みんなと合流し状況を説明し、ミーナを説得に行くことに。
ミーナは寝たきりのため『寝てる間のことを知らない』『起きても身体が動かないから皆に迷惑をかける』と言うことから、起きるのが怖いという事でした。
そんな彼女を一緒に過ごそうと言う主人公を信じ、ミーナも館を出ることを決意します。
館を出るための条件の一つである、時計を破壊しようとする主人公とミーナ。
時計の部屋にも記憶の恐れが出現し、主人公とミーナが一緒に前へ進みたいという気持ちから、恐怖を克服。
全員が現実に戻ることになりました。
3人のヒロインと合流した主人公は、ミーナの病院へ向かいます。
そこには目を覚まして、身体を起こしているミーナがいました。
主人公の中にあるミーナへの罪悪感は消えません。
だから一生を使ってミーナを支えつづえけ、幸せにすることを約束するのです。
エピローグでも、幸せそうな2人を見ることができたところは良かったし、何よりミーナの現実世界の姿が大人びていたことに、僕はニッコリしてしまいました。
『ゆまほろめ』感想紹介!
今までのLumpさんっぽくない作品ではあるものの、シナリオは分かりやすいため、最後まで楽しく読めました。
ヒロインの可愛さも顕在で、個別√で恋人になる直前や問題解決に入るまでのイチャイチャは良かったです。
そして今までの作品以上にえっちシーンが良く、ヒロインの身体つきも最高でニヤニヤが止まらないもの。
恋愛パートの出来がかなり好みで良く、シリアスな展開を控えめにしてでも、もっと欲しいと思ってしまうほどでした。
シナリオは共通の段階でかなりシリアスな雰囲気を漂わせており、実際一部ヒロインの√は中々に重いものとなっています。
しかし問題解決までスムーズに行くので、そこは良かったところ。
不満点としては、分かりやすい物語になっているということもあるからか、個別やTRUEの流れが全部同じだったこと。
ヒロインたちの問題解決が全て『主人公が助けるから大丈夫』というものだったということ。
悩みは違えど各ヒロインの悩みを全て同じ解決方法だったのは笑ってしまった。
このシナリオなら重くするよりも、今回の恋愛話やヒロインがみんな最高に可愛かったことから、もっとイチャイチャが多くても良かったかなと思える内容でした。
最後に純麗という女の子がとても魅力的で、この子に会えただけでもゆまほろめを買って良かったと感じた。
近年ランプさんの作品の中でもヒロインは抜きに出てる可愛さ。
好みのヒロインがいたり、えっちシーンを楽しみにプレイするのは、個人的にかなりオススメ。
ミーナは人によっては『館でのミーナ』と『現実でのミーナ』で好みが分かれそうですが、僕は現実でのミーナ派。
最後に純麗に出会うことができたこの幸福に感謝。
ありがとうLump of Sugar。
『ゆまほろめ』まとめ紹介!
今回は『ゆまほろめ』の感想、ネタバレを紹介してきました。
ランプさんから発売された作品とは思えないような、少し重めな設定だった内容。
しかしヒロインは今まで以上に可愛く、恋愛パートや共通はかなり楽しむことができました。
ゆまほろめは、ヒロインがとにかく可愛い、ケモ耳ヒロイン、館もの、シナリオが良く内容を理解しやすい作品が好きな方は、ぜひプレイしてください。
プレイされた方は、感想をコメントやTwitterにて待っています。
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